今後の予定

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    イキウメ 2012年春公演
    『ミッション』

    2012/5/11~5/27
    @シアタートラム(東京)
    2012/6/1~6/3

    @ABCホール(大阪)
    2012/6/9~6/10
    @西鉄ホール(福岡)
    詳細

次回出演情報

イキウメ 2012年春公演
『ミッション』

2012/5/11~5/27 @シアタートラム(東京)
2012/6/1~6/3 @ABCホール(大阪)
2012/6/9~6/10 @西鉄ホール(福岡)

Top_mission

詳細は こちら



2011年10月 9日

猫と紅茶とスナック菓子 ~とある男の夜の過ごし方

昨日急に左下の親知らず跡が腫れた。
数日前から顔の左側がずっと痛かった。
喉のあたりから頬骨、頭蓋骨のあたりまで痛かった。
そしたら急に歯肉が腫れて口を閉じられないほどになった。
上下の歯が噛み合わせられないのでご飯も食べられない。
仕方ないので歯医者に行って膿を出してもらい薬をもらったら
腫れも痛みもひき、口を閉じられるようになった。
こんなこと初めてだ。
これもまた前厄だからだろうか。

今日ひさびさに体重計に乗った。
夏の公演中にずいぶんと痩せた(気がしていた)。
そのあと熱出したりしてまた痩せた(気がしていた)。
実際ひさびさに体重を測ってみたら、やっぱり痩せていた。
夏前から比べると4キロぐらい痩せていた。
思っていた以上だ。
年々取れなくなっていた腰周りの脂肪がすっきりした。
きちんとトレーニングしてちゃんとした肉をつけよう。

といいつつ、眠れない夜には甘いものが食べたくなる。
最近のお気に入りは源氏パイ。
袋を開けたが最後、一晩で一袋全部食べてしまう。
昨年あたりのブームは、ミニキットカット17個入りだった。
これも大抵一晩で一袋食べ切ってしまっていた。
甘さをブラックコーヒーで中和させてタバコをふかす。
最近はコーヒーの代わりに紅茶を飲んでいる。
ちょっとは身体に優しいのではと思うけどどうだろう。

夜中になると猫たちが活動を始める。
さっきまでリビングで寝ていたはずなのに
いつの間にか2階のベランダから僕の部屋を覗いている。
うちにはいつでも自由に外に出られる猫専用の出口があるのだ。
だから当然そこから家に帰ってくればよいのだけれど
帰りはなぜか僕の部屋から入ってきたがる。
ベランダでリンリン鈴を響かせ、僕の部屋の網戸をひっかく。
僕が寝ててもおかまいなしに開けろとせがむ。
窓を開けて部屋に招き入れると、甘えた目つきで僕を見上げる。
まだ何もしていないのに勝手にゴロゴロ喉を鳴らす。

最近の彼らのお気に入りは「腰叩き」だ。
テレビで虎が気持ちよさそうにしていたのを母が見て
うちの子たちにも試してみたら見事に成功した。
正確に言うと、少し過剰なほどに成功してしまった。
「腰叩き」とは猫の腰のあたりを掌でポンポン叩くことだ。
ちょっとやりすぎじゃないかというくらいの強さが適度らしい。
掌が猫の背骨や内臓に響いて文字通りポンポン音がする。
これをやると猫たちの身体の力は少しずつ抜けていく。
身体全体をぐにゃっとさせながらしっぽだけピンと立てている。
そしてゴロゴロ喉を鳴らす。
とてもかわいい。

とてもかわいいんだけど
これを始めるといつまでも僕を解放してくれない。
僕が疲れて叩くのを止めるとどこまでもついてきてそれをせがむ。
それもまたとてもかわいい。
とてもかわいいんだけど、僕もやるべきことがあるんだ。
源氏パイも食べなきゃいけないし、紅茶も飲まなきゃいけない。
タバコも吸わなきゃいけないし、そろそろ寝なきゃいけない。
しばらく無視して放置すると、そのうちぷいといなくなって
まるで僕と遊んだ時間はなかったみたいな顔している。
それが猫だ。

そして、僕のよくある夜中の時間の過ごし方だ。


話は変わって。

既に報告させて頂いたことだが、4ヶ月ほど前
「CoRich舞台芸術まつり!2011春」において
箱庭円舞曲の前回公演『珍しい凡人』はグランプリを頂いた。
その授賞式(+座談会のようなもの)を先月下旬に開いて頂き
劇団員6人でCoRichさんのオシャレな事務所に伺ってきた。
そのときの模様やコメントなどがCoRich舞台芸術!に掲載されたので
もしよかったら覗いてみてください。
http://stage.corich.jp/festival2011/sponsored.php

また同じタイミングで俳優賞のコーナーもアップデートされた。
各人の写真とコメントが掲載されている。
たぶんみんな宣材写真だろうと思ったのだが(実際そうだった)
僕は、鏡田伸幸さん撮影の舞台写真を使わせて頂いた。
主宰の古川と相談して、何枚かの写真の中から選んだ1枚。
鏡田さんは素敵な瞬間を捉えてくれる素晴らしい写真家だ。
独自の視点で作品を切り取ってくれる。
たぶんこの写真は『珍しい凡人』の冒頭シーンだろうと思う。
こちらもよかったら覗いてみてください。
http://stage.corich.jp/festival2011/actor.php

そして、次は『いつも誰かのせいにする』。
少しずつ作品の輪郭が見え始めてきました。
こちらもよろしくお願い致します!

2011年10月 3日

とても静かだ。

夏の疲れが出て心身ともに本調子でないからか
ここ数日、心の中がとても穏やかに凪いでいる。
今日は昼すぎからさっきまで外出していたにも関わらず
自分のまわりだけ音がすっと消えているような静かな時間。
急に涼しくなった夜は、まるで真冬の透明な空気のようで
ポジティブでもネガティブでもない淡々とした気分を味わっていた。

今日は稽古があってそれはとても楽しかったし
最近仕事面で嬉しいことがいくつかあったりして
前向きなエネルギーがないわけではない。
でも淡々と、粛々と、そしてどこかぼんやりと
それを受け止めて前に進もうとしている感じがある。
いつもはどちらかというと気分の振幅が大きいほうなので
たまにはこういう静かなときがあってもいいだろう。
悪くない。

今日は、僕が一方的に好きな役者さんとお会いする機会があった。
舞台上にいない彼もまた、やはりとても素敵な雰囲気をまとった人だった。
姿勢が良くて、落ち着きがあって、眼力があって、確かな存在感。
何かを格別主張するわけではないのに、そこにただいるだけで目を引く。
改めて、僕は「品の良い」役者さんが好きなんだなーと思った。
何をもって品が良いと感じるのかを言葉で説明することはできないけれど
(しかもそれは、人がそう思う基準と違うだろうけれど)
僕もああいう「品」のある役者になりたいなーと、心からそう願う。
憧れる。


全然関係ないけれど、今回の箱庭のタイトルをしょっちゅう
『いつも誰かに恋してる』
と間違えそうになります。

似てますよね?
意味はだいぶ違うけど。

2011年10月 1日

カウントダウン!

前のブログを書いたあとPCが壊れました。
稽古や本番で忙しくなかなか修理に出せなかったのですが
やっと落ち着いたので修理に出したら
新しいPCが2台買えるぐらいの修理代の見積もりが返ってきました。
当然修理は諦めて新しいのを買いました。
それが昨日うちに届いたのでやっといろいろ更新しました。

その間『Caesiumberry Jam』『花と土』という2つの作品を作りました。
それが終わって今度は劇団の稽古が始まりましたが
少し落ち着いて気が緩んだのか、体調を崩してしまいました。
PCが壊れたり、体調を崩したり。
前厄ということも関係あるのでしょうか。

Img_01451 『Caesiumberry Jam』(撮影:mao)

Img_03262_3 『Caesiumberry Jam』(撮影:mao)

さて、今日から10月です。
ぼくの30代はあと数日となりました。
今日は箱庭円舞曲『いつも誰かのせいにする』のチケット発売日。
今回は映画製作会社を舞台にした話で
ぼくが関わった前2作(『気付かない奴は最強』『珍しい凡人』)とは
またちょっと雰囲気の違う作品になりそうです。
とりあえず映画業界の本を読み漁ってリサーチしています。
本番まで1ヶ月と少し、とにかく面白い作品にしたいと思っています。

ぜひ観に来てください。
よろしくお願いいたします!


2011年8月 4日

蝉しぐれ

今日はまさに夏だ。
外では蝉も鳴いている。
最近雨が降ったり涼しかったりして淋しかった。
今日は朝から機嫌がいい。

前回の日記を書いてから2ヶ月半。
当たり前だがいろんなことがあった。

乞局『標本』の稽古やったり本番やったり、
CoRich舞台芸術まつり!でグランプリと俳優賞頂いたり、
10年ぶりにNew Yorkに遊びに行ったり、
8月出演DULL-COLORED POPの稽古をやっていたり、
9月出演monophonic orchestraの稽古をやっていたり、
1年ぶりにTPTでめいっぱい遊ばせてもらったり、
大切にしたい衝撃的な出会いがあったり、
夜の公園でのんびり酒を飲んだり語りあったり、、、

やっぱり夏は心身ともに調子がよく
充実した日々を送れている。
感謝感謝の日々。


さて現在稽古中の作品。
DULL-COLORED POP『Caesiumberry Jam』。
先週台本が完成し、おとといには初通し稽古をした。

大きくて深みがあって生命力に溢れていて、
でも触れることが憚られるほど繊細な物語。
ものすごい作品になるんじゃないかとゾワゾワしている。
あとはひたすら自分と向き合って戦って、
そしてみんなと稽古を頑張るのみ。
稽古場は熱気と緊張に溢れていて素晴らしい雰囲気。
そこでは無限の可能性を信じられる。

ぜひ観に来てください。
観てほしいです。

DULL-COLORED POP 第10回/活動再開記念公演
『Caesiumberry Jam』



相変わらずまめも応援してくれています。

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2011年5月19日

Calling from the Moon

春畑道哉『Moon』をBGMに月を見上げる。
最高の月夜だ。

乞局『標本~蜂・蠅・蜻蛉・蝶』の稽古が進んでいる。
今日は本番で使わせて頂くリトルモア地下にて稽古。
大福の差し入れまで頂いて至れり尽くせり。
ありがたい。

乞局にはなんと今回で5回目の参加。
今回は番外公演的な作品でいつもとはちょっと違うテイスト。
主宰の下西が好き勝手遊んで書いたなーという印象。
タイトルからしてすごい。
とても自由で奇妙で歪んだ世界。
もちろん嫌いじゃない。
おもしろい作品にできるはずだ。
いつもと違う質感の自分に辿りつきたい。

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Twitterでは報告したけれど、Blogではまだだった。
失踪していたまめが2ヶ月ぶりに戻ってきた。
4kmも先のおうちで保護されていた。
戻ってきた直後は戸惑っていたが、すぐに何もかも元通り。
失踪以前より甘えん坊になったかも。

写真はPCをいじってる僕のおなかに乗ってきたまめ。
そんなところで寝られると邪魔なんですけど。
でもまあ、許してあげよう。

2011年5月18日

珍しい密会

今日は珍しい3人で集まった。

TPTでご一緒して以来公私ともにお世話になっている
敬愛してやまない音楽監督の後藤浩明氏。
NINE、CHICAGOなどミュージカルを中心に活躍する
もういまや腐れ縁と呼ぶにふさわしい宮菜穂子嬢。

中目黒のおしゃれなレストラン→バーで不思議な会合。

それぞれちょっとずつ違ったフィールドの3人だが
だからこそお互いの話が楽しいし興味深い。
話が途切れることなく盛り上がって
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまった。

すごく力をもらいました。
持つべきものは友だなあ。

身体の隙間をたくさん作って柔軟に!
Less is more!

また集まろうね。

2011年5月17日

弟よ

目が冴えちゃったからもう一発。
今回の作品のラストシーンのことはやはり書いておかないと。

玉置玲央との2人のシーン。
7分間ほとんど動くことなく淡々と語りあうだけのシーン。

僕はこれまでこんなに密度の濃いシーンをやったことがない。
これからだって何回経験できるかというほどだったと思う。

詳しいことはれおくんがブログに書いてくれていた。
ビックリするほどに思いが重なっているので
そこはれおくんに任せることにする。
http://hakuaibiyori.seesaa.net/article/200934208.html

2011051117410000

オープニングで僕たちは並んで花道から登場し
分岐点で2方向に分かれてそれぞれの世界に進んだ。
確か2日目だったと思うが、僕はそのシーンをやりながら
「あー、この花道は2人が産まれてきた産道なんだ」
と感じたときがあった。
そのとき僕は感覚的にすとんと、れおくんを弟だと思えた気がする。

限りなく制限を加えられたラストシーンでは
結果的に彼の発するオーラと表情だけがほぼ全ての情報だった。
きっと彼にとってもそうだっただろう。
それなのに、いやそれだからこそ
お互いに感じていることが手に取るように感じられた。
観た人たちにどう観られていたかはさておいて
僕たちは日々新鮮に、強烈に、7分間つながりあった。
深く濃厚な暗闇と沈黙の中で
世の中に僕たちしかいないんじゃないかという感覚すらあった。

初共演で、しかも意図的に近づきあわなかったけれど
毎日舞台上であんなふうに濃い時間を過ごしたことで
何年分ものつきあいをした友のように感じられる。
芝居って素敵だ。

れおくん、またいつかどこかで一緒にやりたいね。
まあ、確実にそのときは来るだろうけど。
誰か僕たちの二人芝居を企画してください(笑)

荒野にて

箱庭円舞曲第十六楽章『珍しい凡人』が終わった。
劇団の構成員になって初めての公演。
多くの方々に観て頂けた。
まずはそのことに心から感謝です。
ありがとうございました。

前回のブログにも書いたことだけれど
今年に入ってしばらくの充電期間の中で
僕自身の中で大きな変化が起こっていた。
一個人としての変化もそこにあったであろうし
もっと狭い意味で、芝居に対する意識の変化が確実にあった。
今まで認めたくない、認められないと思っていた感覚を
認めなければいけないと思えたというか
認めていこうと思いはじめたというか。
その新しい感覚を自分に根づかせるために時間を使っていた。
今回の公演は待ちに待った、それを実際に試す機会だった。

その意味では、今回、作品にも役にも恵まれたのだと思う。
自分がチャレンジしたかったことを試しやすかった。
途中何度もぶれたりくじけたりわからなくなったりしながらも
本番でもそのことにチャレンジしつづけられたと思う。
端からみれば全然変わってないように見えるかもしれないけれども
今回の演技へのアプローチはいままでとは全然違っていて
それを追求することは僕にとってとても不安で勇気のいることだった。
結果はどうあれ、今回それを追求しつづけられたことが
僕にとってとてもとても大きな収穫となった。

ただそれと同時に、自分の嗜好が以前よりはっきりしたことによって
それが多くの人たちと相容れないかもしれないという
大きな孤独感を感じることにもつながった。
また、ひとつの壁を壊そうとしたことによって
今までは見えなかった(または見ないようにしていた)新たな巨大な壁が
僕の前にたちはだかっていることにも気づいてしまい
それに対する恐怖や絶望も同時に襲ってきてしまった。

公演の疲れもあいまって、心身ともに苦しい毎日を送っている。

いまは同志たちの存在だけが頼りだ。
僕の新たなチャレンジを見届けてくれて見抜いてくれて評価してくれた。
この荒野のどこかで彼らも孤独な闘いをしていることがわかるからこそ
僕も闘う意志を持ち続けられる。
そのありがたさを今回の公演で思い知った。

近い将来どこかでみんなで落ちあおう。
その約束を励みに、また闘いをはじめようと思う。

2011年3月 9日

弧悲

もう3月だ。
前回のブログが元旦だから2ヶ月以上さぼっていたことになる。
よくない。

今年に入ってからは稽古も本番もなかったので
ひたすらにリハビリと充電に時間をあてている。
幅を広げるべくいくつかのワークショップを受けてみたり
演劇関係の本をたくさん読んでみたり
いつも以上のペースで芝居を観に行ったり
役者仲間と突っこんだ話をしてみたり。
今までよりも客観的に芝居と向きあうことが出来ていると思う。

そんななかぼくの内面にちょっとした変化が起きているようだ。
ものを見るときの根本の立ち位置がずれたというか
ものの見方に今までと大きく違う軸が加わったというか。
はっきりとした言葉には出来ないのだけれど
「世界」を見るぼくの目線にたぶん変化が起きている。
しばらくこのボンヤリした何かと格闘してみたい。
何かしら芝居にも影響が出たりするのだろうか。
次回公演の稽古が楽しみだ。

それから、愛猫のまめが突如いなくなった。
もうかれこれ2週間以上家に帰ってこない。
オス猫の家出はそう珍しいことでもないらしく
かなり長期間経ってから帰ってくるケースもあるらしいけれど
でも当然、そのままずっと帰ってこないことも多いだろう。

夜になると毎晩のようにぼくの部屋に来ては甘え
ぼくがトイレや台所に立つと追っかけまわしてきた猫なので
いなくなってからの夜の静けさがたまらなく苦しい。

猫の失踪といえば、当然『ねじまき鳥クロニクル』を思い出す。
まめの失踪もそれだけで独立した事象なのではなくて
一見関係ないように見えるいくつもの事象が導いた必然なのかもしれない。
その中の何かをぼくは決定的に見落としていて
それを見つけるためにぼくも井戸に潜り自分と向かい合い
自分自身を知るために過去へと遡る旅をする必要があるのかもしれない。
そんなどうにもならない妄想で頭がいっぱいになる。

猫の不在によってぼくは一層孤独を感じる。
想いが伝わらないことは苦しい。
せめて君には近くにいてほしいよ。

2011020612350000

2011年1月 1日

去寅来卯

2010年、充実した年だった。
叶えられなかった夢も
達成出来なかった目標も
残されたたくさんの課題ももちろんあるが
運にも人にも恵まれた1年だったと思う。

簡単に振り返る。

2010年は7本の舞台に関わった。
7ヶ所の劇場。
6本の新作と、1本の古典。
3つの新しい団体、3つのホームグラウンド。

●2月:reset-N『青』@ザ・スズナリ

初スズナリ。というより初下北沢。
初日開くまではどうなることやらハラハラだったが
終わってみれば忘れがたい大好きな作品になった。
ぼくが演じた「深井啓輔」という役は
たぶんいつまでも忘れられない役になる。
いまだにふと彼のことを考えることがある。
もっとたくさんの人たちに観てもらいたかった。

●3月:TFactory『大市民』@吉祥寺シアター

念願だった川村さんの作品。
台本を読んだときの衝撃はすごかった。
全身真っ白、サタデーナイトフィーバーのような衣裳。
そしてタキシード。
おとなしめ・暗めの役が多いぼくにとって
あの能天気でクネクネした「演出家」の役は衝撃だった。
あんな役どころを書いてくださった川村さんに大感謝。

●6月:乞局『裂躯』@笹塚ファクトリー

おなじみの乞局、おなじみの笹塚。
風変わりなチラシ、風変わりなセット。
そして、風変わりな物語。
自分とかけ離れた役だったこともありとにかく大変だった。
みかちゃん・さのくんという気心知れた2人と作った
ラスト・シーンは大好きなシーン。

●8月:TPT『かもめ』@不忍池水上音楽堂

2年ぶりのTPT、初の野外劇場、初チェーホフ。
とにかく暑かった。
TPTはぼくのおうちだ。戻るべき場所。
あの空間で、あの作品を、あの役をやれたことは
ものすごく大きな経験になった。
美しいセットも忘れられない。

●10月:箱庭円舞曲『気付かない奴は最強』@駅前劇場

昨年の今ごろは存在すら知らなかった。
古川くんを初め、劇団員の誰も知らなかった。
そんな劇団に呼ばれて出ることがあるなんて。
出会えた運命にとにかく感謝。
あんなかっこいい悪役をやったのは初めてで
とにかく楽しかったなー。

●11月:ACF『中庭にリング』@シアター風姿花伝

これまたおなじみのACF、そして風姿花伝。
悪役といってよい役どころが続いたのが不思議。
ほんとに嫌なヤツだったけどかわいそうなヤツだった。
一生懸命生きて幸せになりたかっただけだ。
あんなに喜怒哀楽の激しい役をやったのは初めてで
とにかく大変だった。

●12月:乞局『忠臣蔵フェア』@川崎市アートセンター

年末のお祭り感充分でほんとに楽しかった。
バカバカしい作品だったけどやりがいあって。
ここでもまた悪役だったな。
参加してた他団体の作品も見応えがあって
たくさんの刺激をもらえた。


その他にも、初めて自主映画に参加したり
ちょっとしたPVみたいなものに参加したり。
芝居もその合間にたぶん70本ぐらいは観た。
ワークショップ的なものに参加したりもした。
プライベートでもいろんなことがあった。

とにかくいろんな人に出会えたことが一番嬉しい。


と、2010年を振り返っている間に年をまたいでしまった。

あけましておめでとうございます。
2011年も引き続き精進します。
力を貸してください。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。


井上裕朗

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